症例17 背中と太もも裏の筋肉痛
症例17
男性 30代 背中と太もも裏の筋肉痛
患者さんの紹介で当院に来院した。
庭の掃除をしていて重い荷物を長時間運んでいたため
背中と太もも裏(ハムストリング)のあたりが次の日から痛くなった。
3日間経過しても痛みが引かないので治療を受けることになった。
使ったツボ
脳戸 京門 L5華佗穴 腰眼
治療 経過
脊柱起立筋に沿って触診してみるとt7〜t12までの華佗穴に圧痛があった。
ハムストリングを触診してみると全体に圧痛があった。
まず華佗穴の圧痛を脳戸で取り除き、脊柱起立筋の圧痛を京門で取り除いた。
次にL5華佗穴でハムストリングの圧痛を取り除いた。
その後起き上がって確認してみるとまだ半分程度残ると言う。
ここでまたうつ伏せになって腰のツボに刺鍼してみると
ハムストリングの圧痛がほとんどなくなった。
その後の経過を聞いてみると次の日から痛みがほとんどなくなり
筋肉痛は大丈夫だと言った。
普通は筋肉痛は2〜3日で治るがそれ以上長引いていると言うことは
どこか動きづらくなっている場所があり、そこが治癒を妨げている可能性がある。
今回は腰が原因でハムストリングの筋肉痛が長引いていたと思われる症例である。