症例15 膝の痛み

症例15
女性 70代 右膝の痛み

症状
ホームページを見て当院に来院した。
階段など登るときに最初の一歩目が痛く、時間が経つと痛くなくなってくる。
朝起きた時も最初が痛く、それを過ぎると痛く無くなる。
散歩などの長時間歩くと痛くなり、疲れやすく、休憩すると楽になる。

その他の症状
太ももの外側が痺れる。

 

使用したツボ
脳戸 完骨 京門 帯脈 太衝

 

治療 経過
まず最初に右膝の周りを触診してみると、太ももの外側と太ももの内側に圧痛があった。
次に腰や臀部を触診すると、L1~L5の華佗穴に圧痛があり、仙腸関節周辺や臀部にも圧痛があった。
最初に脳戸に刺鍼してL1~L5までの圧痛を取り除き、
京門で仙腸関節と臀部の圧痛を取り除く。
太ももの外側の圧痛を帯脈で取り除いた。
その結果、右膝の痛みは10~3になった。

初診はここまでで終了した。

2回目の時は右膝の痛みも半分程度になり、痺れも減ってきたと言う。

L1~L5の圧痛もなくなり、仙腸関節や臀部の圧痛も減ってきた。

華佗穴の圧痛がなくなったので最初に完骨を使って仙腸関節や臀部の圧痛を7割ほど緩和して
京門で圧痛を全て取り除いた。太ももの内側の圧痛が残ったため太衝で取り除いた。

その結果、右膝の痛みはほとんどなくなり、痺れも改善した。

その後、3回ほど治療して、膝の痛みや痺れ、長時間散歩をしても痛みや疲れが出なくなったので
合計5回の治療で終了した。

膝の痛みの場合は膝だけではなく、腰や臀部も関わってくるため、そこに最初からアプローチしたため膝の痛みが早期に改善したと思われる。

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