症例11 首から肩甲骨内側にかけての痺れ
男性 60代 首から肩甲骨にかけての痺れ
症状
ホームページを見て当院に来院。15年くらい前にスノーボードで転倒してムチウチみたくなり、その時から首から肩甲骨にかけて痺れを感じるようになった。
特に水泳のクロールや車の運転の時に痺れが増して気になる。
その他の症状 肩こり 首こり
既往歴 糖尿病
使用したツボ
脳戸 右完骨 右京門 右帯脈 右外関
治療内容 経過
初診はうつ伏せで治療した。触診してみると胸椎1番〜胸椎6番の華佗穴と右膏肓周辺、右僧帽筋上部、右胸鎖乳突筋に圧痛がある。
そこで脳戸に刺鍼して胸椎の華佗穴の圧痛を取り除き、右京門で右膏肓周辺、右僧帽筋上部、右胸鎖乳突筋の圧痛を7割ほど取り除いた。
残った圧痛は完骨で取り除き、そこから15分間置鍼した。
痺れは6割ほど改善したが、まだ動貸したりするとぎこちないため座ってもう一度右膏肓周辺を触診してみると圧痛がまだ残っていた。
そこで外関に刺鍼して触診してみたところ圧痛はなくなった。
痺れを確認してみると8割ほど改善して、動きも改善されたので初診はここで終了した。
2回目治療に来た時は痺れは半分ほど改善していた。
2回目は横向きで治療し、完骨、京門、帯脈と刺鍼して圧痛を取り除いた。
そこで確認してみるとほとんど痺れはなくなったためここで治療を終了した。
15年前の転倒で胸椎や胸鎖乳突筋に負担がかかっていたためそこの圧痛や緊張を取り除いた結果、早期に痺れを改善できた症例である。